NPO法人Pendemyデジタル教育ラボは、STEAM教育の一環として、初の1Dayイベント「3Dプリンターで文房具を発明しよう!〜プロジェクト型学習でモノづくり体験〜」を開催しました🎉
文房具の歴史や珍しい文房具について学び、新しい文房具のアイデアを考案、3Dプリンターで実際に形にする体験を通じて、創造力や課題解決能力を育むイベントになりました!

本記事では、開催したイベントの内容について報告します🐧
開催内容

本イベントは、次のような流れで開催しました!

📌 イベントの流れ
1. 文房具について学ぶ!✏️
2. ペアワークでアイデアを考える!💡
3. 考えた文房具を3Dプリンターでカタチに!🖨️
4. 発明した文房具をみんなの前で発表!🎤
イベントの詳細
1️⃣ 文房具について学ぶ!
「普段使っているペン、どうやってできてたと思う?」
こんな質問からスタートした今回のイベント。
新しい文房具を発明する前に、まずは文房具の歴史や、ユニークな文房具、ユニバーサルデザインが取り入れられている文房具などを学びました!
例えば、
ペンは元々木の枝だった!
枕にもなるペンケースがある!?
切ると音が鳴るハサミがある!
ここで学んだ知識が、 新しい文房具を考えるヒント になっていきます💡

2️⃣ 新しい文房具のアイデアをペアワークで考える!
「文房具って、もう十分便利じゃない?」
「でも、よく考えたら不便なところもあるかも!」
このパートでは、 「身の回りの文房具を見直して、新しいアイデアを生み出す」 ことにチャレンジしました!
📌 ステップ1:思いつく文房具をたくさん書き出そう!
まずは、 思いつく限りの文房具を付箋に書き出す ところからスタート!
「えんぴつ」「消しゴム」「定規」などの基本的なものから、「ホッチキス」「コンパス」などのちょっとマニアックなものまで、どんどん書いていきます。
「お母さんが使ってる“ふせん”も文房具じゃん!」
「先生の赤ペンも入るよね?」
と、思った以上にたくさんのアイデアが出てきました!
📌 ステップ2:書いた文房具をみんなで共有!
次に、書き出した付箋を大きな模造紙に貼っていきます!
ここでのポイントは、 「同じものは重ねる」「似ているものは近くに並べる」 こと。
「二人とも“えんぴつ”って書いてる!」
「消しゴムと修正テープは“消す”仲間だね!」
と、分類しながら整理していくことで、文房具の特徴が見えてきました。

📌 ステップ3:どんなところが使いにくい?
次に、書き出した文房具を見ながら、 「ここが不便!」「こうだったらもっと良いのに!」 を考えました。
「ハサミって切っているうちに手が痛くなるよね…」
「消しゴム、すぐなくなるの困る!」
「定規ってすぐ折れるし、机の上から落ちやすい」
「よく忘れ物するから、全部の文房具が一つになってて欲しいな」
子どもたちの “日常の気づき” から、新しいアイデアのヒントが見つかりました!
📌 ステップ4:発明する文房具を決めてアイデア出し!
今まで話し合ってきたことを踏まえ、
いよいよ、新しい文房具の発明に向けて、 今よりもっと良くしたい文房具をペアで決定!
よりよくするアイデアは自由に子どもたちに考えてもらいました。
実際に出てきたアイデアの一部をご紹介します💡
✅ 手が痛くならないように、持ち手のクッションも別売りされているハサミ✂️
✅ 手が小さい人でも使いやすい流線型のシャーペン ✒️
✅ 忘れ物しても安心!カッター・定規・鉛筆・消しゴムが一体化されている文房具 📏


3️⃣ 考えた文房具を3Dプリンターで形に!
「これ、本当に作れるの?」
「どうやって3Dプリンターで出力するの?」
実際に 3Dモデリング に挑戦!
今回は、Tinkercadを使って、考えた文房具のデザインをデジタル上で作成しました!
最初は「難しそう…」と言っていた子も、
練習時間とスタッフのサポートがあることで、しっかりとデザインを完成させていきました!



そして、ついに 3Dプリンターが動き出す瞬間!
ゆっくりと形になっていく様子を、みんな興味津々で見つめていました。
「できたー!!」
完成品を手に取ると、子どもたちの目はキラキラ✨
「自分たちのアイデアが形になった!」という感動の瞬間でした!

4️⃣ 発明した文房具をみんなの前で発表!
最後は、 発明した文房具をプレゼンテーション!
各グループが、自分たちの作った文房具を発表しました。
「文房具の名前は?」
「どんな人に使って欲しい?」
「この文房具はいくらかな?」
みんなの前で話すのは少し緊張していましたが、
しっかりと 「自分の考えたもの」を言葉にして伝える ことができました!
まとめ
後日、より大きなモデルを受け取りに来てくださった保護者の方からは、
「子どもたちが家に帰ってからも3Dモデリングを楽しんでいます!」
「YouTubeで3Dプリンターの仕組みを学んでいました!」
という嬉しい声もいただきました。
一度の学びの機会が、子どもたちの継続的な学びにつながっている姿を見られることは、
私たちにとっても大きな喜びです!
Pendemyではこれからも、自ら学びを深めるきっかけとなるイベントを開催していきます🐧✨