『3Dプリンターで文房具を発明しよう!〜プロジェクト型学習でモノづくり体験〜』(2025年2月イベント)

NPO法人Pendemyデジタル教育ラボは、STEAM教育の一環として、初の1Dayイベント「3Dプリンターで文房具を発明しよう!〜プロジェクト型学習でモノづくり体験〜」を開催しました🎉

文房具の歴史や珍しい文房具について学び、新しい文房具のアイデアを考案、3Dプリンターで実際に形にする体験を通じて、創造力や課題解決能力を育むイベントになりました!

STEAM教育イベントで、小学生たちがタブレットに表示したオリジナルの3D作品を手に持ち、笑顔で集合写真

本記事では、開催したイベントの内容について報告します🐧

目次

開催内容

Pndemyが2月に開催した「3Dプリンターで文房具を発明しよう!〜プロジェクト型学習でモノづくり体験〜」のイベントチラシ
イベントチラシ

本イベントは、次のような流れで開催しました!

NPO法人Pendemyデジタル教育ラボが行った「3Dプリンターで文房具を発明しよう!〜プロジェクト型学習でものづくり体験〜」の流れ

📌 イベントの流れ

1. 文房具について学ぶ!✏️

2. ペアワークでアイデアを考える!💡

3. 考えた文房具を3Dプリンターでカタチに!🖨️

4. 発明した文房具をみんなの前で発表!🎤

イベントの詳細

1️⃣ 文房具について学ぶ!

「普段使っているペン、どうやってできてたと思う?」

こんな質問からスタートした今回のイベント。

新しい文房具を発明する前に、まずは文房具の歴史や、ユニークな文房具、ユニバーサルデザインが取り入れられている文房具などを学びました!

例えば、

ペンは元々木の枝だった!

枕にもなるペンケースがある!?

切ると音が鳴るハサミがある!

ここで学んだ知識が、 新しい文房具を考えるヒント になっていきます💡

STEAM教育の授業で「ペンの歴史」をテーマにしたスライドを見つめ、学ぶ小学生と指導する講師の様子。

2️⃣ 新しい文房具のアイデアをペアワークで考える!

「文房具って、もう十分便利じゃない?」

「でも、よく考えたら不便なところもあるかも!」

このパートでは、 「身の回りの文房具を見直して、新しいアイデアを生み出す」 ことにチャレンジしました!

📌 ステップ1:思いつく文房具をたくさん書き出そう!

まずは、 思いつく限りの文房具を付箋に書き出す ところからスタート!

「えんぴつ」「消しゴム」「定規」などの基本的なものから、「ホッチキス」「コンパス」などのちょっとマニアックなものまで、どんどん書いていきます。

「お母さんが使ってる“ふせん”も文房具じゃん!」

「先生の赤ペンも入るよね?」

と、思った以上にたくさんのアイデアが出てきました!

📌 ステップ2:書いた文房具をみんなで共有!

次に、書き出した付箋を大きな模造紙に貼っていきます!

ここでのポイントは、 「同じものは重ねる」「似ているものは近くに並べる」 こと。

「二人とも“えんぴつ”って書いてる!」

「消しゴムと修正テープは“消す”仲間だね!」

と、分類しながら整理していくことで、文房具の特徴が見えてきました。

STEAM教育のアイデア出しワークショップで、小学生が模造紙に付箋を貼り付けながら文房具について考えを整理している様子。

📌 ステップ3:どんなところが使いにくい?

次に、書き出した文房具を見ながら、 「ここが不便!」「こうだったらもっと良いのに!」 を考えました。

「ハサミって切っているうちに手が痛くなるよね…」

「消しゴム、すぐなくなるの困る!」

「定規ってすぐ折れるし、机の上から落ちやすい」

「よく忘れ物するから、全部の文房具が一つになってて欲しいな」

子どもたちの “日常の気づき” から、新しいアイデアのヒントが見つかりました!

📌 ステップ4:発明する文房具を決めてアイデア出し!

今まで話し合ってきたことを踏まえ、

いよいよ、新しい文房具の発明に向けて、 今よりもっと良くしたい文房具をペアで決定!

よりよくするアイデアは自由に子どもたちに考えてもらいました。

実際に出てきたアイデアの一部をご紹介します💡

手が痛くならないように、持ち手のクッションも別売りされているハサミ✂️

手が小さい人でも使いやすい流線型のシャーペン ✒️

忘れ物しても安心!カッター・定規・鉛筆・消しゴムが一体化されている文房具 📏

STEAM教育ワークショップで、小学生がピンク色の付箋を使いながら、模造紙の上でアイデアを分類・整理、具体的なアイデアを検討している様子。
STEAM教育ワークショップで小学生が描いた、恐竜をモチーフにした文房具のアイデアスケッチ。恐竜の各部位に機能や特徴が書き込まれている。

3️⃣ 考えた文房具を3Dプリンターで形に!

「これ、本当に作れるの?」

「どうやって3Dプリンターで出力するの?」

実際に 3Dモデリング に挑戦!

今回は、Tinkercadを使って、考えた文房具のデザインをデジタル上で作成しました!

最初は「難しそう…」と言っていた子も、

練習時間とスタッフのサポートがあることで、しっかりとデザインを完成させていきました!

STEAM教育のワークショップで、小学生がタブレットを使いTinkercadでオリジナル文房具の3Dデザイン作品を制作中。
STEAM教育の授業で小学生がタブレットを使い、Tinkercadで文房具をテーマにした3Dモデリングを体験中。
STEAM教育ワークショップで小学生が制作した、Tinkercadを使った恐竜型文房具の3Dモデル。口や手足など細かなパーツまで表現。

そして、ついに 3Dプリンターが動き出す瞬間!

ゆっくりと形になっていく様子を、みんな興味津々で見つめていました。

「できたー!!」

完成品を手に取ると、子どもたちの目はキラキラ✨

「自分たちのアイデアが形になった!」という感動の瞬間でした!

STEAM教育ワークショップで、小学生たちが自分でデザインした作品が3Dプリンターで形になっていく様子を興味深く観察中。

4️⃣ 発明した文房具をみんなの前で発表!

最後は、 発明した文房具をプレゼンテーション!

各グループが、自分たちの作った文房具を発表しました。

「文房具の名前は?」

「どんな人に使って欲しい?」

「この文房具はいくらかな?」

みんなの前で話すのは少し緊張していましたが、

しっかりと 「自分の考えたもの」を言葉にして伝える ことができました!

まとめ

後日、より大きなモデルを受け取りに来てくださった保護者の方からは、

「子どもたちが家に帰ってからも3Dモデリングを楽しんでいます!」

「YouTubeで3Dプリンターの仕組みを学んでいました!」

という嬉しい声もいただきました。

一度の学びの機会が、子どもたちの継続的な学びにつながっている姿を見られることは、

私たちにとっても大きな喜びです!

Pendemyではこれからも、自ら学びを深めるきっかけとなるイベントを開催していきます🐧✨

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